人生最後の日は何をする?

自分の物語

どうも、2回目が苦手な瑠花です

今日の題名は、漫画や本が好きなら、よく見かける質問ですよね。

名画で知られる、最後の晩餐まで含めてしまうと、裏切りとか意味が変わってきてしまうので置いといて。


単純に、明日世界が滅びます。とか、明後日で世界は終わります。と言われ、絶対に死ぬ運命から逃れられないとしたら。あなたは何をしますか?という質問です。

1度、考えてみよう

なんとなくでも、答えが思いつきましたか?

それでは、例えを1つ出します。

Aさんは最後は恋人と過ごしたいと考えている。そしてそのAさんの親友、Bさんも、同じく恋人と過ごしたいと考えたとします。

さて、私が今日言いたかったことは、ここからです。

もしこの世界が滅ぶ日時が決められていたとしたら、どうでしょう。

例えば、「1週間後に全員死にます」と言われていたら。


明日や明後日に死ぬと言われるよりは、計画性をもって行動しやすいのでは?と考えました。

最後なら見たい景色を見るために、まず旅行に行ってそこで終わりを向かえようとか。

そんな計画を持っていたとして、次の質問です。

最終日の前の日は、何をしたいですか?

こうなると、一旦考え込む人が増えるのではないでしょうか。

最終日に恋人と会うならその前の日から、いや、予言された時からずっといるよ、という人もいるでしょう。

ですが、最終日に「恋人といる」としたら、前日は家族や友人に会いに行きたい人も多くいるのではないでしょうか。

ただ、人によって会いたい順位が絡み複雑になっていくとキリがないため、本当にうまくいくかどうか、などの実現性は考えていません。完全な綺麗ごとの世界です。

逆に現実的に考えてみた時。人類最後、もしくは自分の余命だと考えても、死に対して向き合うのはとても恐怖を感じます。

その恐怖に負けて気が狂ったり、本当にやりたいこととして、もし殺人なんてものが起きてしまえば、上で言ったような綺麗な世界は絶対に起こらないのです。

例え話が多くなってきたので本題に戻ります。

この前日問題の答えを出す時、綺麗な世界でいられるには絶対的な現実味が欠けていることが重要だと思います。

質問の時点でもそうだとは言えますが、ノストラダムスの予言なんてものもあったり、予言までであれば、あながち絶対に起こらないものでもないのです。

この質問から生まれた短編小説

さて、この綺麗な世界での質問から生まれた短編小説が2作あります。

1作目は忠実に、「前日問題」と「本当にやりたいこと」をテーマにして書いた小説です。せっかくなので、次の記事で読めるようにしようと思います。

「また、明日の15時に。」

また、明日の15時に。
5日にあげたブログの中で話していた、1の作品をせっかくなので公開します。 しばらく前に書いた短編です。どうぞ。

これは本当に短くまとめたので、サクッと読めるかな。

そして2作目。なんとこちらは人生で初めての単行本として出版されています。

私は「今更」という題名で分厚い本のど真ん中にいます。そして、後ろのあとがきにある鈴村さんの解説がとっても素敵。お声がけから出版まで本当にありがとうございました。

https://amzn.asia/d/cj0cYwr

ここまできて宣伝か、ってなった方はそれまで。もちろん買って読んでくれたら嬉しいですが、買わせようとするつもりもないのです。

ちなみにこっちのお話は、今日の本テーマ、人生最後の日にちなんで。

「明日世界が終わるとしたらどうする?」

というヒロインの問いかけから始まります。そしてこのヒロイン。驚くべきことに、

この場面にしか存在しません。

この物語は、妻の出産予定日を明日に控えた男が主となり、進んでいきます。

もうこの時点で何を言っているかわかりませんね。

発売されたアンソロジー小説

この小説は「蒼の悲劇」というアンソロジー小説で、本自体のテーマは「悲劇」でした。

私のほかにも、8名が「悲劇」について書いているのに、誰1人として内容が似通ることなく、各々の悲劇を生み出しています。

私はいつも通り、読みやすく王道なお話を寄稿しましたが、皆さんの文章や構成力がえぐすぎました…。

是非見ていただきたい。損はさせません。(とは言っても買わせようとしているわけではないのです。本当に。)

家族が増える時、病気を持っていて具合が悪い時。様々な場面で、急に世界が終わる。

なんてことはないかもしれませんが、たまには素直に信じて、自分の大切な、死ぬまでに会いたい人たちに、実際に会える時に会いに行くのも良いかもしれませんね。推しは推せるときに推せって言うし。

そう考えると何かやりたくなってきませんか?


そう思ったあなたは、なんでもできます。思わなかった人は、自分の好きなことをたくさんしましょう。きっとそれだけでいいんです。


だって今この瞬間はまだ生きていますから

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